【電隓3皮・電力】什和7幎床䞋期の過去問題ず解説集

什和7幎床䞋期に電隓3皮電力分野で出題された過去問題を詳しく解説したす。

  1. 【問1】氎力発電所の皮類
  2. 【問2】氎力発電所の運動゚ネルギヌ
  3. 【問3】汜力発電所の保護装眮
  4. 【問4】新型炉に関する蚘述
  5. 【問5】誘導発電機の特城
  6. 【問6】避雷噚の特性ず皮類
  7. 【問7】配電線及び高圧受電蚭備の保護
  8. 【問8】架空送電線路に関連する蚭備
  9. 【問9】架空送電線路の雷害察策
  10. 【問10】地䞭ケヌブルの垃蚭方法
  11. 【問11】盎流送電
  12. 【問12】倉圧噚二次偎の短絡電流ず遮断噚の定栌遮断電流
  13. 【問13】倉圧噚の負荷増蚭ず力率改善
  14. 【問14】磁性材料の特性ず鉄損
  15. 【問15】火力発電所の発電端効率ず二酞化炭玠発生量
  16. 【問16】配電線の電圧降䞋ず負荷電力
  17. 【問17】配電線の電流ず電圧降䞋
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【問1】氎力発電所の皮類

次の文章は、氎力発電所の皮類に関する蚘述である。 氎力発電所は (ア) を埗る方法により分類するず、氎路匏、ダム匏、ダム氎路匏があり、 (ã‚€) の利甚方法により分類するず、 (り)、調敎池匏、貯氎池匏、揚氎匏がある。 䞀般的に、氎路匏はダム匏、ダム氎路匏に比べ(゚)。たた、貯氎ができないので発生電力の調敎には適さない。ダム匏、ダム氎路匏発電では、ダムに氎を蓄えるこずで(ã‚€) の調敎ができるので、電力需芁が倧きいずきにあわせお運転するこずができる。 河川の自然の流れをそのたた利甚しお発電する方匏を (り) 発電ずいう。貯氎池などを持たない氎路匏発電所がこれに盞圓する。 1日又は数日皋床の河川流量を調敎できる倧きさの池を持ち、電力需芁が小さいずきにその池に蓄え、電力需芁が倧きいずきに攟流しお発電する方匏を(オ) 発電ずいう。 䞊蚘の蚘述䞭の空癜箇所(ア)から(オ)に圓おはたる組合せずしお、最も適切なものを次の(1)から(5)のうちから䞀぀遞べ。

– (ア) (ã‚€) (り) (゚) (オ)
(1) 萜差 流速 自然攟流匏 建蚭期間が長い ダム匏
(2) 流速 萜差 自然攟流匏 建蚭期間が短い ダム匏
(3) 萜差 流量 流蟌み匏 高萜差を埗にくい 調敎池匏
(4) 流量 萜差 流蟌み匏 高萜差を埗やすい 調敎池匏
(5) 萜差 流量 流蟌み匏 建蚭費が安い 貯氎池匏

解説

正解は(3)です。 氎力発電所の分類方法に関する基瀎的な問題です。それぞれの甚語の意味は以䞋の通りです。 (ア) 氎力発電は氎の䜍眮゚ネルギヌを利甚しお発電を行うため、いかにしお「萜差」を埗るかが重芁ずなりたす。この萜差を埗るための構造的な分類ずしお、氎路匏、ダム匏、ダム氎路匏などがありたす。 (ã‚€) 河川の氎の量流量をどのように利甚し、運甚するかによる分類ずしお、流蟌み匏、調敎池匏、貯氎池匏、揚氎匏などがありたす。 (り) 河川の自然の流量を貯氎せずにそのたた利甚しお発電する方匏を「流蟌み匏」発電ずいいたす。 (゚) 氎路匏は、河川の自然の募配を利甚しお長い氎路を蚭けるこずで萜差を埗る方匏です。ダムによっお氎をせき止めお人工的に倧きな萜差を䜜り出すダム匏やダム氎路匏に比べるず、䞀般的に「高萜差を埗にくい」ずいう特城がありたす。 (オ) 1日日間や数日単䜍などの短い呚期での電力需芁の倉動に合わせお、流量を調敎するための池を持぀方匏を「調敎池匏」発電ずいいたす。なお、季節単䜍など長期間の流量調敎を行う倧芏暡な池を持぀方匏は「貯氎池匏」ず呌ばれたす。 以䞊より、(ア)が「萜差」、(ã‚€)が「流量」、(り)が「流蟌み匏」、(゚)が「高萜差を埗にくい」、(オ)が「調敎池匏」ずなるため、正しい組合せは(3)ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/suiryoku-dam/

【問2】氎力発電所の運動゚ネルギヌ

氎力発電所の氎圧管内における単䜍䜓積圓たりの氎が保有しおいる運動゚ネルギヌ $[\text{J/m}^3]$ を衚す匏ずしお、正しいものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 ただし、氎の速床は氎圧管の同䞀断面においお管路方向に均䞀ずする。たた、$\rho$ は氎の密床 $[\text{kg/m}^3]$、$v$ は氎の速床 $[\text{m/s}]$ を衚す。 (1) $\frac{1}{2} \rho v^2$ (2) $\frac{1}{2} \rho^2 v$ (3) $2 \rho v$ (4) $\sqrt{2 \rho v}$ (5) $\frac{1}{2} \rho^2 v^2$

解説

正解は(1)です。 氎力発電所の氎圧管内における単䜍䜓積圓たりの運動゚ネルギヌは、質量 $m$ [kg]、速床 $v$ [m/s] の物䜓が持぀運動゚ネルギヌの公匏を甚いお導き出すこずができたす。 物䜓の運動゚ネルギヌの基本匏は以䞋のずおりです。 $$K = \frac{1}{2} m v^2 \quad [\text{J}]$$ 問題文より、氎の密床は $\rho$ [kg/m³] です。密床 $\rho$ は「単䜍䜓積 ($1 \text{m}^3$) あたりの質量」を意味するため、䞊蚘の匏の質量 $m$ に密床 $\rho$ を代入するず単䜍䜓積圓たりの運動゚ネルギヌeは以䞋のようになりたす。 $$e = \frac{1}{2} \rho v^2 \quad [\text{J/m}^3]$$ したがっお、正しい匏は (1) $\frac{1}{2} \rho v^2$ ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/suiryoku-suirikigaku/

【問3】汜力発電所の保護装眮

次のa)~e)の文章は、汜力発電所の保護装眮に関する蚘述である。 これらの文章の内容に぀いお、適切なものず䞍適切なものの組合せずしお、正しいものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 a) 蒞気タヌビンの回転速床が定栌を超える䞀定倀以䞊に䞊昇するず、自動的に蒞気止匁を閉じお、タヌビンを停止する非垞調速機が蚭眮されおいる。 b) ボむラ氎の埪環が円滑に行われないずき、氎管の焌損事故を防止するため、燃料を遮断しおバヌナを消火させる燃料遮断匁が蚭眮されおいる。 c) 負荷の緊急遮断等によっお、ボむラ内の蒞気圧力が䞀定限床を超えたずき、蒞気を攟出させお機噚の砎損を防ぐため、蒞気加枛匁が蚭眮されおいる。 d) 蒞気タヌビンの軞受油圧が異垞䜎䞋したずき、タヌビンを停止させるトリップ装眮が蚭眮されおいる。 e) 発電機固定子巻線の内郚短絡を怜出・保護するために、比率差動継電噚が蚭眮されおいる。

– a b c d e
(1) 適切 適切 䞍適切 適切 䞍適切
(2) 䞍適切 䞍適切 適切 適切 䞍適切
(3) 䞍適切 䞍適切 䞍適切 䞍適切 適切
(4) 適切 適切 䞍適切 適切 適切
(5) 䞍適切 適切 適切 䞍適切 適切

解説

正解は(4)です。 a) 適切です。タヌビンの過速床を怜出するず、非垞調速機が働いお蒞気止め匁を急閉し、タヌビンを緊急停止させたす。 b) 適切です。ボむラ氎埪環に異垞が生じた堎合、氎管の過熱焌損を防ぐために燃料を遮断する保護装眮が蚭けられおいたす。 c) 䞍適切です。蒞気圧力が異垞䞊昇した際に蒞気を攟出させお機噚の砎損を防ぐのは安党匁です。蒞気加枛匁はタヌビンに送る蒞気量を調敎しお回転速床や出力を制埡するための匁です。 d) 適切です。軞受油圧の異垞䜎䞋は軞受の焌損に぀ながるため、油圧䜎䞋時にはタヌビンをトリップ緊急停止させる保護装眮が働きたす。 e) 適切です。発電機の内郚短絡等の保護には、流入電流ず流出電流の差から事故を怜出する比率差動継電噚が広く甚いられおいたす。 したがっお、正しい組合せは(4)ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/karyoku-shurui/

【問4】新型炉に関する蚘述

日本においお将来に向けた怜蚎がなされおいる新型炉に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 高速増殖炉では、りラン238が速床の遅い熱䞭性子を吞収しお栞分裂を起こし、プルトニりム239に転換される。 (2) 高速増殖炉では、燃料の栞分裂により消費したプルトニりム239の量より倚くのプルトニりム239が生成される。 (3) 高枩ガス炉では、䞍掻性なヘリりムガスを冷华材、黒鉛を枛速材ずしお䜿甚する。 (4) 栞融合炉では、りランなどの栞分裂物質ではなく、軜い原子である氎玠やぞリりムの栞融合反応を利甚する。 (5) 栞融合炉では、プラズマ状態にした重氎玠の原子栞をきわめお高速で衝突させお、栞融合反応を利甚する。

解説

正解は(1)です。 (1) 誀りです。高速増殖炉では、りラン238が速床の速い高速䞭性子を吞収しおプルトニりム239に転換されたす。速床の遅い熱䞭性子ずいう蚘述が誀りです。 (2) 正しいです。消費した燃料以䞊の燃料プルトニりム239を生成増殖できるのが高速増殖炉の倧きな特城です。 (3) 正しいです。高枩ガス炉は、冷华材に化孊的に䞍掻性なヘリりムガスを甚い、枛速材に黒鉛を䜿甚する原子炉です。 (4) 正しいです。栞融合炉は重氎玠や䞉重氎玠などの軜い原子栞が融合しおより重い原子栞になる際に攟出される゚ネルギヌを利甚したす。 (5) 正しいです。栞融合反応を起こすためには、燃料をプラズマ状態にし、原子栞同士の反発力に打ち勝぀ほど高速で衝突させる必芁がありたす。 https://denken.joho.info/denryoku/nuclear-power/

【問5】誘導発電機の特城

䞭小氎力や颚力発電に䜿甚されおいる誘導発電機の特城に぀いお、同期発電機ず比范した蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 構造が簡単で、励磁装眮が䞍芁である。 (2) 始動、系統ぞの䞊列などの運転操䜜が簡単である。 (3) 回転磁界ず回転子の速床に差がある。 (4) 単独で発電するこずができず、電力系統に䞊列しお運転する必芁がある。 (5) 系統ぞの䞊列時の突入電流が小さい。

解説

正解は(5)です。 (1) 正しいです。誘導発電機は同期発電機のような盎流の励磁装眮が䞍芁であり、䞻にかご圢回転子が甚いられるため構造が簡単で保守が容易です。 (2) 正しいです。同期発電機のように電圧、呚波数、䜍盞を厳密に系統に合わせる同期化の操䜜が必芁ないため、䞊列操䜜が比范的簡単です。 (3) 正しいです。誘導発電機は、回転子が固定子の䜜る回転磁界の同期速床よりも速く回転する負のすべりを持぀こずで発電したす。 (4) 正しいです。誘導発電機は励磁電流無効電力を電力系統から䟛絊しおもらう必芁があるため、通垞は単独での発電ができず系統に連系しお運転する必芁がありたす。 (5) 誀りです。誘導発電機を電力系統に䞊列する際、無電圧の状態で系統に接続されるため、励磁突入電流ず呌ばれる倧きな電流が流れたす。そのため、電圧降䞋などの圱響を抑えるための突入電流制限察策が必芁ずなりたす。 https://denken.joho.info/kikai/dokihatsufenki-yudohatsudenki/ https://denken.joho.info/denryoku/new-energy/

【問6】避雷噚の特性ず皮類

次の文章は、避雷噚に関する蚘述である。 避雷噚は、雷又は回路の開閉などに起因する過電圧の (ア) がある倀を超えた堎合、攟電により過電圧を抑制しお、電気斜蚭の絶瞁を保護する装眮である。 特性芁玠ずしおは (ã‚€) が広く甚いられ、その (り) の抵抗特性により、過電圧に䌎う電流のみを倧地に攟電させ、攟電埌は (゚) を遮断するこずができる。発倉電所甚避雷噚では、(ã‚€) の優れた電圧 電流特性を利甚し 攟電耐量が倧きく、攟電遅れのない(オ) 避雷噚が䞻に䜿甚されおいる。 䞊蚘の蚘述䞭の空癜箇所(ア)~(オ)に圓おはたる組合せずしお、正しいものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。

– (ア) (ã‚€) (り) (゚) (オ)
(1) 波高倀 ZnO 非線圢 続流 ギャップレス
(2) 波頭長 ZnO 限電圧 非線圢制 ギャップレス
(3) 波高倀 線圢 制限電圧 盎列ギャップ付き SF6
(4) 波高倀 ZnO 線圢 盎列ギャップ付き 続流
(5) 波頭長 SF6 非線圢 続流 盎列ギャップ付き

解説

正解は(1)です。 避雷噚の基本的な原理ず構造に関する問題です。それぞれの甚語の意味は以䞋の通りです。 (ア) 避雷噚は、雷などの過電圧の「波高倀最倧電圧」が䞀定倀を超えたずきに動䜜攟電したす。 (ã‚€) 避雷噚の特性芁玠バルブ芁玠には、珟圚では酞化亜鉛ZnOが広く甚いられおいたす。 (り) 酞化亜鉛ZnOは、通垞の電圧では電流をほずんど流さず、過電圧が印加されたずきだけ倧電流を流すずいう、非垞に優れた「非線圢」の抵抗特性を持っおいたす。 (゚) 避雷噚が攟電を終えた埌、通垞の系統電圧によっお倧地に流れ続けようずする電流のこずを「続流」ずいい、避雷噚はこれを確実に遮断する胜力が求められたす。 (オ) 酞化亜鉛ZnOの優れた非線圢特性により、盎列ギャップ攟電のきっかけを䜜る隙間を省略した「ギャップレス」避雷噚が、珟圚の発倉電所で䞻流ずなっおいたす。 https://denken.joho.info/denryoku/gapped-arrester_gapless_arrester/

【問7】配電線及び高圧受電蚭備の保護

6.6 kV 非接地方匏配電線及び高圧受電蚭備の保護に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 高圧受電蚭備における地絡保護装眮は,零盞倉流噚により零盞電流を怜出しお動䜜させる地絡過電流継電噚や,接地甚倉圧噚により零盞電圧を怜出しお零盞電流ず零盞電圧を組み合わせお動䜜させる地絡方向継電噚が甚いられる。 (2) 配電線の保護方匏ずしお、故障遮断による䟛絊支障を極力少なくする目的で、故障遮断埌に電源偎から健党な区間を遞別しお再送電する時限順送匏故障区間分離方匏がある。 (3) 高圧受電蚭備における地絡保護装眮においお、地絡過電流継電噚は無方向性のため、構内の高圧ケヌブルのこう長が短い堎合は倖郚事故時に倧きな零盞電流が流れお䞍芁動䜜するこずがある。 (4) 地絡事故の保護のため、配電甚倉電所においお各配電線に地絡方向継電噚ず地絡過電圧継電噚を組み合わせお蚭眮される。 (5) 短絡事故の保護のため、配電甚倉電所においお各配電線に過電流継電噚が蚭眮される。

解説

正解は(3)です。 (1) 適切な蚘述です。高圧受電蚭備の地絡保護には、零盞倉流噚ZCTで零盞電流のみを怜出しお動䜜する地絡過電流継電噚OCGRや、零盞倉流噚で怜出した零盞電流ず接地甚倉圧噚等ZPDなどで怜出した零盞電圧を組み合わせお地絡電流の方向を刀別する地絡方向継電噚DGRが甚いられたす。 (2) 適切な蚘述です。時限順送匏故障区間分離方匏は、配電線に事故が発生しお倉電所の遮断噚が開攟された際、線路䞊の自動区分開閉噚が䞀旊すべお開攟され、その埌倉電所から䞀定の時限をもっお順次開閉噚を自動投入しおいくこずで、事故区間を刀別・分離し、健党区間ぞの送電を迅速に再開する保護方匏です。 (3) 誀りです。構内の高圧ケヌブルのこう長長さが長い堎合、ケヌブルの察地静電容量が倧きくなりたす。この状態で構倖倖郚で地絡事故が発生するず、健党な自回線の察地静電容量を通じお地絡点ぞ向かう倧きな充電電流零盞電流が流れ蟌みたす。この電流により、電流の方向を刀別できない地絡過電流継電噚無方向性が自回線の事故ず誀認し、䞍芁動䜜する原因ずなりたす。問題文の「短い堎合は〜」ずいう蚘述が誀りです。 (4) 適切な蚘述です。6.6 kV非接地方匏の配電甚倉電所では、地絡事故を確実に怜出し、か぀自回線の事故か他回線の事故かを刀別するために、各配電線に地絡方向継電噚を蚭眮し、母線等に蚭眮した地絡過電圧継電噚零盞電圧を怜出ず組み合わせお保護を行うのが䞀般的です。 (5) 適切な蚘述です。短絡事故保護のため、配電甚倉電所の各配電線の匕出口には過電流継電噚OCRが蚭眮され、過倧な短絡電流を怜出しお遮断噚を開攟し、蚭備を保護したす。 https://denken.joho.info/denryoku/gr-dgr/ https://denken.joho.info/denryoku/haidensenro/

【問8】架空送電線路に関連する蚭備

架空送電線路に関連する蚭備に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 架空送電線を鉄塔などに固定する絶瞁䜓ずしおがいしが甚いられおいる。アヌクホヌンをがいしず䜵蚭するこずで、雷撃等をきっかけに発生するアヌク攟電からがいしを保護するこずができる。 (2) 架空送電線ぞの雷撃を防止するために架空地線が蚭けられおおり、遮ぞい角が小さいほど雷撃防止の効果が倧きい。 (3) 超高圧の架空送電線では、スペヌサを甚いた倚導䜓化により、コロナ攟電の抑制が図られおいる。スペヌサはギャロッピングの防止にも効果的である。 (4) 電線に䞀様な埮颚が吹くず、電線の背埌に空気の枊が生じお電線が䞊䞋に振動するサブスパン振動が発生する。振動゚ネルギヌを吞収するダンパを電線に取り付けるこずで、この振動による電線の断線防止が図られおいる。 (5) 鉄塔又は架空地線に盎撃雷があるず、鉄塔から送電線ぞ逆フラッシオヌバが起こるこずがある。埋蚭地線等により鉄塔の接地抵抗を小さくするこずで、逆フラッシオヌバの抑制が図られおいる。

解説

正解は(4)です。 (1) 適切な蚘述です。アヌクホヌンは、がいし連の䞡端に取り付けられる金属補の電極です。雷撃などによっお過電圧が生じ、フラッシオヌバが発生した際、アヌクをがいし衚面ではなくアヌクホヌン間で発生させるこずで、がいしの熱的砎損を防ぐ保護装眮ずしお機胜したす。 (2) 適切な蚘述です。架空地線は、送電線の䞊郚に架蚭され、鉄塔を介しお接地されおいる電線で、送電線ぞの盎撃雷を防ぐ圹割を持ちたす。遮ぞい角架空地線から真䞋に䞋ろした鉛盎線ず、架空地線ず送電線を結んだ盎線ずのなす角床が小さいほど、送電線が架空地線の䞋偎に深く隠れる圢になるため、雷撃を防止する遮ぞい効果が倧きくなりたす。 (3) 適切な蚘述です。倚導䜓方匏は、1盞圓たりの電線を耇数本に分割しお構成する方匏で、電線の等䟡半埄を倧きくし電線衚面の電䜍傟床を䞋げるこずで、超高圧送電線におけるコロナ攟電を抑制したす。スペヌサは倚導䜓の玠線間隔を䞀定に保぀ための噚具ですが、電線のねじれに察する剛性を高める効果などがあるため、ギャロッピング電線に非察称な氷雪が付着し、匷颚を受けお発生する䜎呚波で振幅の倧きな自励振動の抑制にも寄䞎したす。 (4) 誀りです。電線に䞀様な埮颚が吹いたずきに、電線の背埌にカルマン枊が生じお電線が䞊䞋に振動する珟象は埮颚振動ず呌ばれたす。䞀方、サブスパン振動は、倚導䜓送電線においおスペヌサで区切られた区間サブスパンで匷颚時に発生する振動のこずです。珟象の名前が䞀臎しおいないため、誀りずなりたす。 (5) 適切な蚘述です。鉄塔や架空地線に盎撃雷があった堎合、雷撃電流が鉄塔を通じお倧地ぞ流れたす。このずき、鉄塔の接地抵抗が倧きいず鉄塔の電䜍が異垞に䞊昇し、鉄塔偎の電䜍が送電線の電䜍を倧きく䞊回っお、鉄塔から送電線に向かっお絶瞁砎壊を起こす逆フラッシオヌバが発生するおそれがありたす。これを防ぐためには、埋蚭地線を垃蚭するなどしお鉄塔塔脚の接地抵抗を極力小さくし、電䜍䞊昇を抑えるこずが有効です。 https://denken.joho.info/denryoku/sodensenro/

【問9】架空送電線路の雷害察策

架空送電線路の雷害察策に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 二回線送電線路で,䞡回線の絶瞁に栌差を蚭け、二回線にたたがる事故を抑制する方法を䞍平衡絶瞁方匏ずいう。 (2) 架空地線を倚条化するこずで、架空地線ず電力線間の結合率が増加し、鉄塔雷撃時に発生するアヌクホヌン間電圧が抑制できるので、逆フラッシオヌバの発生が抑制できる。 (3) 鉄塔塔脚の接地抵抗を䜎枛させるこずで、電力線ぞの雷撃に䌎う逆フラッシオヌバの発生を抑制できる。 (4) 送電甚避雷装眮は雷撃時に発生するアヌクホヌン間電圧を抑制できるので、雷による事故を抑制できる。 (5) 盎撃雷から架空送電線を遮ぞいする効果を倧きくするためには、架空地線の遮ぞい角を小さくする。

解説

正解は(3)です。 (1) 適切な蚘述です。䞍平衡絶瞁方匏は、2回線送電線においお各回線の絶瞁匷床がいしの個数などに差を蚭けるこずで、萜雷時などに䞡回線が同時にフラッシオヌバする2回線同時事故になるこずを防ぎ、少なくずも1回線の送電を維持するための察策です。 (2) 適切な蚘述です。架空地線を2条などの倚条にするこずで、電力線ずの静電的・電磁的な結合率が倧きくなりたす。これにより、鉄塔に雷撃があった際の鉄塔電䜍の䞊昇に䌎っお電力線の電䜍も匕き䞊げられるため、鉄塔ず電力線の間の電䜍差アヌクホヌン間電圧が小さくなり、逆フラッシオヌバを抑制する効果がありたす。 (3) 誀りです。「逆フラッシオヌバ」ずは、鉄塔や架空地線に雷撃があった際に、鉄塔の電䜍が倧きく䞊昇し、鉄塔偎から電力線送電線ぞ向かっおアヌクが飛ぶ珟象です。鉄塔塔脚の接地抵抗を䜎枛させるこずは、この電䜍䞊昇を防ぎ逆フラッシオヌバの抑制に極めお有効ですが、問題文では「電力線ぞの雷撃に䌎う逆フラッシオヌバ」ずなっおいる点が誀りです。電力線ぞの盎撃雷による攟電は正フラッシオヌバず呌ばれたす (4) 適切な蚘述です。送電甚避雷装眮送電線甚避雷噚は、雷撃時にアヌクホヌン間でフラッシオヌバが発生する前に動䜜しお過電圧を抑制し、雷撃電流を倧地ぞ逃がすこずで雷事故アヌクによるがいしの損傷や送電停止などを防ぎたす。 (5) 適切な蚘述です。遮ぞい角架空地線から真䞋に䞋ろした鉛盎線ず、架空地線ず送電線を結んだ盎線ずのなす角床を小さくするマむナスにする堎合もあるこずで、送電線が架空地線に深く保護される圢ずなり、盎撃雷に察する遮ぞい効果が向䞊したす。 https://denken.joho.info/denryoku/sodensenro/

【問10】地䞭ケヌブルの垃蚭方法

地䞭ケヌブルの垃蚭方法には、倧別しお盎接埋蚭匏,管路匏,暗きょ匏などがある。これらに関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ,。 (1) 工事費が安く、工事期間が短い垃蚭方法は、䞀般に盎接埋蚭匏,管路匏,暗きょ匏の順である。 (2) 盎接埋蚭匏では、管路あるいは暗きょずいった構造物を䌎わないが、地䞭送電線路内での事故発生に察する事故埩旧は䞀般に管路匏,暗きょ匏ず比范しお時間を芁する。 (3) 盎接埋蚭匏での電力ケヌブルの倖傷被害等を受けるリスクは、䞀般に管路匏や暗きょ匏ず比べお高い。 (4) 暗きょ匏,管路匏は、盎接埋蚭匏ず比べるず、将来の電力ケヌブル増蚭が容易である。 (5) 管路匏では、䞀般に盎接埋蚭匏,暗きょ匏ず比范しお熱攟散が良いため、電力ケヌブルの倚条数垃蚭に察しお送電容量の制玄を受けにくい。

解説

正解は(5)です。 (1) 適切な蚘述です。盎接埋蚭匏は掘削しおケヌブルをトラフなどに収めお埋め戻すだけなので工事費が安く工期も短いです。管路匏は管路の敷蚭ずケヌブル匕き入れがあるため䞭間的、暗きょ匏は倧芏暡なトンネル状の構造物を構築するため工事費が最も高く工期も最も長くなりたす。 (2) 適切な蚘述です。盎接埋蚭匏はケヌブルが盎接土䞭に埋たっおいるため、事故が発生した際には故障点の特定埌に再び道路等を掘削しお埩旧工事を行う必芁があり、管路匏ケヌブルの匕き替えが可胜や暗きょ匏内郚での䜜業が可胜に比べお埩旧に時間を芁したす。 (3) 適切な蚘述です。盎接埋蚭匏はケヌブルが浅い䜍眮に埋蚭されるこずが倚く、たた匷固な構造物で囲たれおいないため、他の道路掘削工事などによる重機接觊などの倖傷被害を受けるリスクが管路匏や暗きょ匏よりも高くなりたす。 (4) 適切な蚘述です。管路匏は予備の管路空管を蚭けおおくこずで、暗きょ匏は内郚の空間に䜙裕を持たせおおくこずで、道路を再掘削するこずなく容易にケヌブルを増蚭するこずができたす。盎接埋蚭匏では増蚭のたびに掘削が必芁です。 (5) 誀りです。管路匏は、ケヌブルが管路パむプ内に収められおおり、管路内の空気が熱抵抗ずなるため、盎接土に埋める盎接埋蚭匏や、広い空間がある暗きょ匏ず比范しお熱攟散が悪い劣る垃蚭方法です。そのため、倚数のケヌブルをたずめお垃蚭倚条数垃蚭した堎合には枩床䞊昇が倧きくなりやすく、送電容量の制玄を受けやすいずいう特城がありたす。問題文の「熱攟散が良いため〜」ずする蚘述が誀りずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/chichu-densenro/

【問11】盎流送電

盎流送電に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)~(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 非同期連系ができ、異呚波数間の系統連系が可胜である。 (2) 送電線のリアクタンスの圱響がなく亀流の安定床による制玄が無いため、電線の蚱容電流限床たで送電できるこずから倧電力の長距離送電が可胜である。 (3) 盎流は零点を通過しないため、故障時に生じる倧電流を遮断できる盎流遮断噚の開発に課題がある。 (4) 盎流電圧の最倧倀は同じ実効倀の亀流電圧より高くなるため、絶瞁レベルを増加させる必芁がある。 (5) 送受電端に亀盎倉換装眮が必芁ずなり、他励匏の堎合は倉換装眮から発生する高調波察策が必芁ずなる。

解説

正解は(4)です。 (1) 適切な蚘述です。盎流送電は亀流の呚波数や䜍盞を合わせる必芁がないため、呚波数の異なる系統同士䟋えば50Hzず60Hzの連系や、同期が難しい系統間の連系に甚いられたす。 (2) 適切な蚘述です。盎流は呚波数がれロであるため、送電線のむンダクタンスによるリアクタンス降䞋や静電容量による充電電流が発生したせん。そのため、亀流送電で問題ずなる安定床の制玄がなく、長距離倧電力送電に適しおいたす。 (3) 適切な蚘述です。亀流は1呚期に2回電流がれロになる点零点を通過するため、そのタむミングでアヌクを消匧しお遮断するこずが容易ですが、盎流には零点がないため、倧電流を匷制的に遮断する技術が必芁ずなり、盎流遮断噚の開発は技術的に難易床が高いずいう課題がありたす。 (4) 誀りです。亀流電圧は波圢が正匊波であるため、最倧倀は実効倀のルヌト2倍玄1.41倍になりたす。䞀方、盎流電圧は電圧が䞀定であるため、最倧倀ず実効倀平均倀は同じです。したがっお、同じ実効倀の電圧を送電する堎合、盎流電圧の最倧倀は亀流電圧の最倧倀よりも䜎くなりたす。これにより、盎流送電の方ががいし等の絶瞁レベルを䜎枛させるこずができたす。問題文の「高くなるため、絶瞁レベルを増加させる必芁がある」ずいう蚘述が誀りです。 (5) 適切な蚘述です。盎流送電を行うには、亀流を盎流に倉換する順倉換噚ず、盎流を亀流に倉換する逆倉換噚亀盎倉換装眮が必芁です。サむリスタを甚いた他励匏倉換装眮などでは、倉換過皋で亀流偎および盎流偎に高調波が発生するため、高調波フィルタなどの察策蚭備が必芁ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/sodensenro/#toc7

【問12】倉圧噚二次偎の短絡電流ず遮断噚の定栌遮断電流

定栌容量 $20 \text{ MV}\cdot\text{A}$、䞀次偎定栌電圧 $77 \text{ kV}$、二次偎定栌電圧 $6.6 \text{ kV}$、癟分率むンピヌダンス $10.6 \text{ \%}$ 基準容量 $20 \text{ MV}\cdot\text{A}$の䞉盞倉圧噚がある。䞉盞倉圧噚の䞀次偎は $77 \text{ kV}$ の電源に接続され、二次偎は負荷のみが接続されおいる。䞉盞倉圧噚の䞀次偎から芋た電源の癟分率むンピヌダンスは、$1.1 \text{ \%}$ 基準容量 $20 \text{ MV}\cdot\text{A}$である。抵抗分及びその他の定数は無芖する。䞉盞倉圧噚の二次偎に蚭眮する遮断噚の定栌遮断電流の倀 $[\text{kA}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 260.0 (2) 6.0 (3) 20.0 (4) 2.6 (5) 1.5

解説

正解は(3)です。 たず、基準容量 $P_n = 20 \text{ MV}\cdot\text{A} = 20,000 \text{ kV}\cdot\text{A}$ ずしたずきの、電源から倉圧噚二次偎たでの合成癟分率むンピヌダンス $\%Z$ を求めたす。 $$ \%Z = \text{電源の癟分率むンピヌダンス} + \text{倉圧噚の癟分率むンピヌダンス} $$ $$ \%Z = 1.1 + 10.6 = 11.7 \text{ [\%]} $$ 次に、倉圧噚二次偎の定栌電流 $I_n$ $[\text{A}]$ を求めたす。二次偎定栌電圧 $V_2 = 6.6 \text{ kV}$ であるため、以䞋のようになりたす。 $$ I_n = \frac{P_n}{\sqrt{3} V_2} = \frac{20,000}{\sqrt{3} \times 6.6} \approx 1749.5 \text{ [A]} = 1.75 \text{ [kA]} $$ 二次偎で䞉盞短絡事故が発生したずきに流れる䞉盞短絡電流 $I_s$ $[\text{kA}]$ は、癟分率むンピヌダンスを甚いお以䞋の匏で求められたす。 $$ I_s = \frac{100}{\%Z} I_n $$ $$ I_s = \frac{100}{11.7} \times 1.75 \approx 14.95 \text{ [kA]} $$ 遮断噚の定栌遮断電流は、事故時に流れる短絡電流以䞊の倀を遞定する必芁がありたす。蚈算された短絡電流 $14.95 \text{ kA}$ 以䞊の倀で最も適切なもの盎近䞊䜍の暙準的な遮断電流倀は、遞択肢の䞭では $20.0 \text{ kA}$ ずなりたす。したがっお、正しい遞択肢は(3)ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/percent-Z/

【問13】倉圧噚の負荷増蚭ず力率改善

定栌容量 $200 \text{ kV}\cdot\text{A}$ の倉圧噚に、出力 $P$ が $120 \text{ kW}$、遅れ力率 $\cos\theta$ が $0.6$ の負荷が接続されおいる。倉圧噚の定栌容量の範囲内で、この負荷ず䞊列に遅れ力率 $\cos\theta$ が $0.6$ の負荷を増蚭するず共に、進盞コンデンサを接続しお遅れ力率 $\cos\theta$ を $0.8$ に改善したい。増蚭できる負荷力率 $\cos\theta$ が $0.6$の皮盞電力 $S’$ $[\text{kV}\cdot\text{A}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 93.3 (2) 120 (3) 66.7 (4) 160 (5) 40

解説

正解は(3)です。 珟圚の負荷の皮盞電力 $S_1$ は、有効電力 $P_1 = 120 \text{ kW}$、力率 $\cos\theta = 0.6$ であるため、以䞋のようになりたす。 $$ S_1 = \frac{P1}{\cos\theta} = \frac{120}{0.6} = 200 \text{ [kV}\cdot\text{A]} $$ ぀たり、珟圚の状態で倉圧噚は定栌容量$200 \text{ kV}\cdot\text{A}$いっぱいで運転されおいたす。 進盞コンデンサを接続しお総合力率を $0.8$ に改善した状態で、倉圧噚の定栌容量$200 \text{ kV}\cdot\text{A}$たで負荷を増やす堎合を考えたす。総合皮盞電力が $S{total} = 200 \text{ kV}\cdot\text{A}$、総合力率が $0.8$ ずなるため、この倉圧噚が䟛絊できる最倧有効電力 $P{total}$ は以䞋のようになりたす。 $$ P{total} = S{total} \times 0.8 = 200 \times 0.8 = 160 \text{ [kW]} $$ 珟圚すでに $120 \text{ kW}$ の有効電力を消費しおいるため、増蚭できる有効電力の䜙裕 $P’$ は、 $$ P’ = P{total} – P_1 = 160 – 120 = 40 \text{ [kW]} $$ 増蚭する負荷の力率も $0.6$ であるため、増蚭できる皮盞電力 $S’$ は以䞋のようになりたす。 $$ S’ = \frac{P’}{0.6} = \frac{40}{0.6} \approx 66.67 \text{ [kV}\cdot\text{A]} $$ したがっお、増蚭できる負荷の皮盞電力ずしお最も近いものは $66.7 \text{ kV}\cdot\text{A}$ ずなり、正解は(3)ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/trans-overload-operation/

【問14】磁性材料の特性ず鉄損

磁性材料に関する蚘述ずしお、誀っおいるものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 鉄、ニッケル、コバルト及びこれらの合金は匷磁性䜓である。 (2) 匷磁性䜓に亀番磁界を加えるず、ヒステリシス損ず枊電流損ずを含む鉄損が生じお発熱する。 (3) 亀番磁界に察しお、匷磁性䜓䞭の磁束の呚りに起電力が生じるこずでヒステリシス損が発生する。 (4) ヒステリシス損は、亀番磁界の倧きさず匷磁性䜓䞭の磁束密床の倧きさずの関係を瀺す軌跡曲線の囲む面積ず亀番磁界の呚波数に比䟋する。 (5) 枊電流損は、厚さが薄く、衚面を電気絶瞁凊理した匷磁性䜓を、磁束方向に察しお平行に積局する構造ずするこずで䜎枛するこずができる。

解説

正解は(3)です。 (1) 適切な蚘述です。鉄、ニッケル、コバルトなどは、倖郚から磁界を加えるず匷く磁化される性質を持぀匷磁性䜓です。 (2) 適切な蚘述です。匷磁性䜓である鉄心などに時間的に倉化する亀番磁界を加えるず、鉄心内郚で゚ネルギヌ損倱が発生しお熱ずなりたす。これを鉄損ず呌び、鉄損はヒステリシス損ず枊電流損の和で衚されたす。 (3) 誀りです。亀番磁界の倉化によっお匷磁性䜓䞭の磁束の呚りに電磁誘導による起電力が生じ、それによっお磁性䜓内郚に電流が流れるこずで発生するゞュヌル熱の損倱は「枊電流損」ず呌ばれたす。ヒステリシス損は、亀番磁界によっお磁性䜓内の磁区の向きが反転する際の分子間の摩擊のような゚ネルギヌ損倱のこずです。説明が入れ替わっおいるため誀りずなりたす。 (4) 適切な蚘述です。磁界の匷さ $H$ ず磁束密床 $B$ の関係を描いた曲線をヒステリシスルヌプ軌跡曲線ず呌び、ヒステリシス損はこのルヌプが囲む面積に比䟋し、さらに磁界が亀番する回数呚波数に比䟋しお倧きくなりたす。 (5) 適切な蚘述です。枊電流は磁束の呚りに枊を巻くように流れるため、磁束ず平行な方向に薄い電磁鋌板を重ね、鋌板の衚面に絶瞁コヌティングを斜す積局鉄心ずするこずで、枊電流の流れる経路を断ち切り、枊電流損を倧幅に䜎枛させるこずができたす。 https://denken.joho.info/denryoku/denki-zairyo/

【問15】火力発電所の発電端効率ず二酞化炭玠発生量

最倧出力 $600 \text{ MW}$ の重油専焌火力発電所がある。重油の発熱量は $44,000 \text{ kJ/kg}$ で、朜熱は無芖するものずしお、次の(a)及び(b)の問に答えよ。 (a) $45,000 \text{ MW}\cdot\text{h}$ の電力量を発生するために䜿甚された重油消費量が $9.1 \times 10^3 \text{ t}$ であるずきの発電端効率の倀 $[\text{\%}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 37.8 (2) 38.7 (3) 39.6 (4) 40.5 (5) 41.4 (b) 最倧出力で24時間運転した堎合の発電端効率が $45.0 \text{ \%}$ であるずき、発生する二酞化炭玠量の倀 $[\text{t}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 なお、重油の化孊成分は重量比で炭玠 $85.0 \text{ \%}$、氎玠 $15.0 \text{ \%}$、原子量は炭玠 12、酞玠 16ずする。炭玠の酞化反応は次のずおりである。 $\text{C} + \text{O}_2 \rightarrow \text{CO}_2$ (1) $6.83 \times 10^2$ (2) $6.83 \times 10^3$ (3) $8.16 \times 10^3$ (4) $9.18 \times 10^3$ (5) $1.08 \times 10^4$

解説

(a)の正解は(4)、(b)の正解は(3)です。 (a) 発電端効率の蚈算 消費された重油の持぀党熱゚ネルギヌ $Q$ $[\text{kJ}]$ を求めたす。 重油消費量 $M = 9.1 \times 10^3 \text{ t} = 9.1 \times 10^6 \text{ kg}$ $$ Q = M \times 44,000 = 9.1 \times 10^6 \times 44,000 = 4.004 \times 10^{11} \text{ [kJ]} $$ 発生した電気゚ネルギヌ $E_k$ $[\text{kJ}]$ を求めたす。 $1 \text{ kW}\cdot\text{h} = 3,600 \text{ kJ}$ であるため、 発生電力量 $E = 45,000 \text{ MW}\cdot\text{h} = 45 \times 10^6 \text{ kW}\cdot\text{h}$ $$ E_k = E \times 3,600 = 45 \times 10^6 \times 3,600 = 1.62 \times 10^{11} \text{ [kJ]} $$ 発電端効率 $\eta$ は、投入した熱゚ネルギヌに察する発生した電気゚ネルギヌの割合です。 $$ \eta = \frac{Ek}{Q} \times 100 = \frac{1.62 \times 10^{11}}{4.004 \times 10^{11}} \times 100 \approx 40.46 \text{ [\%]} $$ したがっお、最も近い(4)が正解ずなりたす。 (b) 二酞化炭玠発生量の蚈算 最倧出力$600 \text{ MW}$で24時間運転したずきの発生電力量 $E{24}$ $[\text{kW}\cdot\text{h}]$ を求めたす。 $$ E{24} = 600 \times 10^3 \times 24 = 14.4 \times 10^6 \text{ [kW}\cdot\text{h]} $$ この電気゚ネルギヌを $\text{kJ}$ に換算したす。 $$ E{kJ} = 14.4 \times 10^6 \times 3,600 = 5.184 \times 10^{10} \text{ [kJ]} $$ 発電端効率 $\eta’$ が $45.0 \text{ \%}$ であるため、必芁な熱゚ネルギヌ $Q{24}$ $[\text{kJ}]$ は以䞋のようになりたす。 $$ Q{24} = \frac{E{kJ}}{0.45} = \frac{5.184 \times 10^{10}}{0.45} = 1.152 \times 10^{11} \text{ [kJ]} $$ 消費される重油の質量 $M{24}$ $[\text{kg}]$ を求めたす。 $$ M{24} = \frac{Q{24}}{44,000} = \frac{1.152 \times 10^{11}}{44,000} \approx 2.618 \times 10^6 \text{ [kg]} = 2,618 \text{ [t]} $$ 重油䞭の炭玠Cの含有率は $85.0 \text{ \%}$ であるため、消費された炭玠の質量 $M_c$ $[\text{t}]$ は、 $$ M_c = 2,618 \times 0.85 = 2,225.3 \text{ [t]} $$ 炭玠が燃焌しお二酞化炭玠 $\text{CO}_2$ になる反応においお、原子量は $\text{C} = 12$、$\text{O} = 16$ なので、$\text{CO}2$ の分子量は $12 + 16 \times 2 = 44$ ずなりたす。぀たり、$12 \text{ t}$ の炭玠から $44 \text{ t}$ の二酞化炭玠が発生したす。 よっお、発生する二酞化炭玠量は以䞋のようになりたす。 $$ M{\text{CO}_2} = M_c \times \frac{44}{12} = 2,225.3 \times \frac{44}{12} \approx 8,159 \text{ [t]} = 8.16 \times 10^3 \text{ [t]} $$ したがっお、最も近い(3)が正解ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/karyoku-shutsuryoku/ https://denken.joho.info/denryoku/karyoku-nenryo-kankyo/

【問16】配電線の電圧降䞋ず負荷電力

侉盾3線匏1回線の専甚配電線がある。倉電所の送り出し電圧が $6600 \text{ V}$、末端にある負荷の端子電圧が $6450 \text{ V}$、力率が遅れの $70 \text{ \%}$ であるずき、次の(a)及び(b)の問に答えよ。 ただし、電線1線圓たりの抵抗は $0.5 \text{ }\Omega\text{/km}$、リアクタンスは $0.4 \text{ }\Omega\text{/km}$、線路のこう長は $5 \text{ km}$ ずする。たた、送電端電圧ず受電端電圧ずの盞差角は小さいものずする。 (a) この負荷に䟛絊される電力 $W_1$ の倀 $[\text{kW}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 369 (2) 180 (3) 123 (4) 213 (5) 240 (b) 負荷が遅れ力率 $80 \text{ \%}$、$W_2$ $[\text{kW}]$ に倉化したが線路損倱は倉わらなかった。$W_2$ の倀 $[\text{kW}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 141 (2) 243 (3) 274 (4) 415 (5) 334

解説

(a)の正解は(4)、(b)の正解は(2)です。 (a) 䟛絊電力の蚈算 線路のこう長が $5 \text{ km}$ であるため、電線1線圓たりの党抵抗 $R$ ず党リアクタンス $X$ を求めたす。 $$ R = 0.5 \text{ }\Omega\text{/km} \times 5 \text{ km} = 2.5 \text{ }[\Omega] $$ $$ X = 0.4 \text{ }\Omega\text{/km} \times 5 \text{ km} = 2.0 \text{ }[\Omega] $$ 送電端電圧 $V_s = 6,600 \text{ V}$、受電端電圧 $V_r = 6,450 \text{ V}$ より、電圧降䞋 $v$ は、 $$ v = V_s – V_r = 6,600 – 6,450 = 150 \text{ [V]} $$ 侉盾3線匏配電線の電圧降䞋の近䌌匏 $v = \sqrt{3} I (R \cos\theta + X \sin\theta)$ を甚いお線路電流 $I$ を求めたす。 力率 $\cos\theta = 0.7$ のずき、$\sin\theta = \sqrt{1 – 0.7^2} = \sqrt{0.51} \approx 0.714$ ずなりたす。 $$ 150 = \sqrt{3} I (2.5 \times 0.7 + 2.0 \times 0.714) $$ $$ 150 = \sqrt{3} I (1.75 + 1.428) = \sqrt{3} I \times 3.178 \approx 5.504 I $$ $$ I = \frac{150}{5.504} \approx 27.25 \text{ [A]} $$ 負荷に䟛絊される電力 $W_1$ $[\text{kW}]$ は、 $$ W_1 = \sqrt{3} V_r I \cos\theta = \sqrt{3} \times 6,450 \times 27.25 \times 0.7 \approx 213,076 \text{ [W]} \approx 213 \text{ [kW]} $$ したがっお、最も近い(4)が正解ずなりたす。 (b) 力率倉化埌の䟛絊電力の蚈算 線路損倱 $P_l$ は $P_l = 3 I^2 R$ で衚されたす。線路損倱が倉わらないずいうこずは、線路電流 $I$ が倉化しおいないこずを意味したす。したがっお、電流 $I = 27.25 \text{ A}$ のたたです。 負荷の力率が $\cos\theta_2 = 0.8$ に倉化したため、$\sin\theta_2 = 0.6$ ずなりたす。 このずきの新たな電圧降䞋 $v_2$ を求めたす。 $$ v_2 = \sqrt{3} I (R \cos\theta_2 + X \sin\theta_2) $$ $$ v2 = \sqrt{3} \times 27.25 \times (2.5 \times 0.8 + 2.0 \times 0.6) = 47.2 \times (2.0 + 1.2) = 47.2 \times 3.2 \approx 151 \text{ [V]} $$ 新たな受電端電圧 $V{r2}$ は、 $$ V_{r2} = V_s – v_2 = 6,600 – 151 = 6,449 \text{ [V]} $$ 倉化埌の負荷電力 $W_2$ $[\text{kW}]$ は、 $$ W2 = \sqrt{3} V{r2} I \cos\theta_2 = \sqrt{3} \times 6,449 \times 27.25 \times 0.8 \approx 243,400 \text{ [W]} \approx 243 \text{ [kW]} $$ したがっお、最も近い(2)が正解ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/densenro-denatsukoka-sonshitsu/

【問17】配電線の電流ず電圧降䞋

図のような、A点及びB点に負荷を有する䞉盞3線匏高圧配電線がある。電源偎S点の線間電圧を $6600 \text{ V}$ ずするずき、次の(a)及び(b)の問に答えよ。 ただし、配電線1線圓たりの抵抗及びリアクタンスはそれぞれ $0.3 \text{ }\Omega\text{/km}$ ずする。 回路の構成 S — (2km) — A — (2km) — B A点の負荷負荷電流 $200 \text{ A}$、力率(遅れ) $0.8$ B点の負荷負荷電流 $100 \text{ A}$、力率(遅れ) $0.6$ (a) S-A間に流れる電流の有効成分の倀 $[\text{A}]$ ずしお、正しいものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 160 (2) 240 (3) 220 (4) 200 (5) 140 (b) B点における線間電圧の倀 $[\text{V}]$ ずしお、最も近いものを次の(1)(5)のうちから䞀぀遞べ。 (1) 6020 (2) 5770 (3) 6460 (4) 6130 (5) 6260

解説

(a)の正解は(3)、(b)の正解は(1)です。 (a) S-A間に流れる電流の有効成分 配電線 S-A 間には、A点の負荷ぞ向かう電流ず、A点を通過しおB点の負荷ぞ向かう電流の䞡方が流れたす。したがっお、S-A間の電流はA点負荷電流ずB点負荷電流のベクトル和になりたす。 A点負荷電流の有効成分 $I{Aa}$ $$ I{Aa} = 200 \times 0.8 = 160 \text{ [A]} $$ B点負荷電流の有効成分 $I{Ba}$ $$ I{Ba} = 100 \times 0.6 = 60 \text{ [A]} $$ S-A間に流れる電流の有効成分 $I{SAa}$ はこれらの和になりたす。 $$ I{SAa} = I{Aa} + I{Ba} = 160 + 60 = 220 \text{ [A]} $$ したがっお、正しい遞択肢は(3)ずなりたす。 (b) B点における線間電圧 B点の電圧を求めるには、S-A間ずA-B間のそれぞれの電圧降䞋を蚈算し、電源電圧$6600 \text{ V}$から差し匕きたす。 たず、各区間の電線1線圓たりの抵抗 $R$ ずリアクタンス $X$ を求めたす。 S-A間$2 \text{ km}$$R{SA} = 0.3 \times 2 = 0.6 \text{ }[\Omega]$、$X{SA} = 0.3 \times 2 = 0.6 \text{ }[\Omega]$ A-B間$2 \text{ km}$$R{AB} = 0.3 \times 2 = 0.6 \text{ }[\Omega]$、$X{AB} = 0.3 \times 2 = 0.6 \text{ }[\Omega]$ 次に、S-A間に流れる電流の無効成分 $I{SAr}$ を求めたす。 A点負荷電流の無効成分 $I{Ar}$ $$ I{Ar} = 200 \times \sqrt{1 – 0.8^2} = 200 \times 0.6 = 120 \text{ [A]} $$ B点負荷電流の無効成分 $I{Br}$ $$ I{Br} = 100 \times \sqrt{1 – 0.6^2} = 100 \times 0.8 = 80 \text{ [A]} $$ $$ I{SAr} = I{Ar} + I{Br} = 120 + 80 = 200 \text{ [A]} $$ S-A間の電圧降䞋 $v{SA}$ を求めたす。 $$ v{SA} = \sqrt{3} (R{SA} I{SAa} + X{SA} I{SAr}) = \sqrt{3} (0.6 \times 220 + 0.6 \times 200) $$ $$ v{SA} = \sqrt{3} (132 + 120) = \sqrt{3} \times 252 \approx 436.5 \text{ [V]} $$ 次に、A-B間に流れる電流の有効成分 $I{ABa}$ ず無効成分 $I{ABr}$ を求めたす。これはB点負荷電流そのものです $$ I{ABa} = I{Ba} = 60 \text{ [A]} $$ $$ I{ABr} = I{Br} = 80 \text{ [A]} $$ A-B間の電圧降䞋 $v{AB}$ を求めたす。 $$ v{AB} = \sqrt{3} (R{AB} I{ABa} + X{AB} I{ABr}) = \sqrt{3} (0.6 \times 60 + 0.6 \times 80) $$ $$ v{AB} = \sqrt{3} (36 + 48) = \sqrt{3} \times 84 \approx 145.5 \text{ [V]} $$ S点からB点たでの総電圧降䞋 $v{SB}$ は、 $$ v{SB} = v{SA} + v{AB} = 436.5 + 145.5 = 582 \text{ [V]} $$ したがっお、B点における線間電圧 $V_B$ は、 $$ V_B = Vs – v{SB} = 6600 – 582 = 6018 \text{ [V]} $$ 最も近い倀は $6020 \text{ V}$ ずなるため、正解は(1)ずなりたす。 https://denken.joho.info/denryoku/densenro-denatsukoka-sonshitsu-ferranti-effect/

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