この記事では、ラプラス変換でRC直列回路の過渡応答の式を求める方法についてまとめました。
RC回路(ラプラス変換)
(:入力電圧、:抵抗値、:コンデンサの容量値、:抵抗にかかる電圧、:コンデンサにかかる電圧、:回路全体に流れる電流値)
RC直列回路の過渡応答の式をラプラス変換を用いて導出します。
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キルヒホッフの定理より次式が成立します。
(1)
ここでより上式は以下のように変形できます。
(2)
上式をラプラス変換すると
(3)
となります。(はステップ応答)
この式を電荷について変形すると
(4)
となります。ここで、上式を逆ラプラス変換すると
(5)
となります。(時間が経つと電荷はに収束)
コンデンサにかかる電圧は
(6)
となります。(時間が経つと入力電圧に収束)
回路に流れる電流は
(7)
となります。(時間が経つと0に収束)
抵抗にかかる電圧は
(8)
となります。(証明終わり)
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