FETとは?接合形、電界効果トランジスタの違いは?試験対策と計算問題について解説します。
FETとは
FETは、ゲート電圧でドレーン電流を制御する素子です。
【例題2】接合形の電界効果トランジスタ (FET)
【電験3種 理論 令和4年度上期 問題11 一部改変】赤字箇所の空欄補充問題
図は, n チャネル接合形 FET の断面を示した模式図である。ドレーン (D) 電極に電圧$V_{DS}$を加え,ソース (S) 電極を接地すると, nチャネルの多数キャリヤが移動してドレーン電流$I_D$が流れる。ゲート (G) 電極に逆方向電圧V_{GS}を加えると, pn 接合付近に空乏層が形成されて n チャネルの幅が減少し,ドレーン電流$I_D$が減少する。このことから FET は電圧制御形の素子である。
【補足】
– nチャネル(n形半導体)の多数キャリヤとは電子のことです。電子が移動するということは電流が流れるということです。
ドレーン電流 D が流れます。
- FETは電圧$V_{GS}$によりドレーン電流$I_D$を調整できるため、電圧制御形の素子といいます。ちなみに、バイポーラトランジスタはベース電流で制御するため電流制御形の素子といいます。
参考動画
- 初心者向け電験三種・理論・23・FET・MOSFET【超簡単に学ぶ!】第三種電気主任技術者
- 初心者向け電験三種・理論・24・バイアス回路【超簡単に学ぶ!】第三種電気主任技術者【2023年1月29日改訂】
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