【第二種電気工事士】実技試験のケーブル切断寸法の計算方法

第二種電気工事士の実技試験におけるケーブル切断寸法の計算方法についてまとめました。

【計算方法】ケーブル切断寸法

第二種電気工事士の実技試験では、問題用紙に記載されている寸法にしたがって完成品を作る必要があります。
そのためには、以下の表の値を覚えてケーブル類を切断する必要があります。

試験用紙に書かれている配線図には、各配線の寸法(器具~器具の中心までの長さ)が配線図に記載されています。
しかし、記載された寸法そのままでケーブルを切断するとと、リングスリーブや差し込み型コネクタを付ける部分や、各機器にケーブルを接続する部分などがなくなってしまいます。
そのため、配線図に書かれた寸法に加算してケーブルを切断する必要があります。

器具名 配線の寸法加算 外装被覆のはぎ取り寸法 絶縁被覆のはぎ取り寸法 備考
VVF用ジョイントボックス 100mm 100mm 30mm
アウトレットボックス 100mm 100mm 30mm 配線の寸法加算と外装被覆のはぎ取り寸法は正確には100-130mm
埋込連用コンセント、スイッチ、ランプ 100mm 100mm 器具のゲージ通り
引掛シーリング 0-20mm 20mm 器具のゲージ通り
ランプレセプタクル 40-50mm 40-50mm 20-30mm 先端輪作りする
露出形コンセント 50mm 50mm 40mm 先端輪作りする
端子台(自動点滅器等)、ブレーカー 0-50mm 50mm 38mm 特記なし

【計算例】ケーブルの切断寸法

①例えば、施工条件が以下の場合、ボックスと器具間の寸法が150mmならケーブルの切断寸法は350mm(=100+150+100mm)となります。
・VVF用ジョイントボックスでの接続(100)
・埋込連用タンブラスイッチが1つ(100)

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