この記事では、電力の単位であるmW(ミリワット)とdBm(デービーエム)の関係、相互変換の計算式と対応表についてまとめました。
dBm
電力でよく使われる単位には、「mW」と「dBm」があります。
アンテナの送信電力など、mW単位では大きな値になる場合に、dBmを使うとコンパクトに電力値を表現できます。
電力の場合、1mWを基準(0dBm)とします。
そして、この基準の何倍かを対数で表したものがdBmとなります。
計算式と対応表
mWとdbmの相互変換は以下の式で計算します。
(1) ![]()
※PはmW、DはdBm
表にまとめると次のようになります。
| ワット表記 | デシベル表記 |
|---|---|
| 0.1mw | -10dBm |
| 1mw | 0dBm(基準) |
| 2mw | 3dBm |
| 4mw | 6dBm |
| 10mW | 10dBm |
| 100mW | 20dBm |
| 1,000mW(1W) | 30dBm |
| 2,000mW | 33dB |
| 10,000mW(10W) | 40dB |
| 1,000,000mW(1000W) | 60dB |
計算例
(2) ![Rendered by QuickLaTeX.com \begin{eqnarray*} D_2&=&10\times log_{10}2=3[dBm]\\ D_{1000}&=&10\times log_{10}1000=10\times 3 = 30[dBm]\\ D_{2000}&=&10\times log_{10}2000=30 + 3 = 33[dBm] \end{eqnarray*}](https://denken.joho.info/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-e2c0df843145f5c4b788d16b7214e23c_l3.png)
このように、電力をワット表記からデシベル表記に変換することで、変化をコンパクトに表現できていることがわかります。
となります。
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コメント
(1)の二行目の式はPとD逆ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。