絶縁抵抗計とは?測定方法、単相3線は0.1MΩ、3相3線は0.2MΩの理由と漏れ電流1mA以下についてまとめました。
【絶縁抵抗計とは】ポイント
絶縁抵抗計(メガー)とは、その名の通り絶縁抵抗を測定するための計測器です。
規定どおりに絶縁抵抗が機能しているか測定する場合に使用します。
種別 | ポイント |
---|---|
電路-大地間の絶縁抵抗を測定 | 負荷は使用状態 |
電線相互間の絶縁抵抗を測定 | 負荷は取り外す |
単相3線式100/200Vの絶縁抵抗値 | 0.1MΩ以上 |
三相3線式200Vの絶縁抵抗値 | 0.2MΩ以上 |
漏洩電流 | 絶縁性能を有していると判断できる漏洩電流は1mA以下 |
■単相3線式100/200V
R=V/I=100/0.001=100,000Ω=100kΩ=0.1MΩ
■三相3線式200V
R=V/I=200/0.001=200,000Ω=200kΩ=0.2MΩ
【測定手順】絶縁抵抗
① 分岐開閉器をOFF(開放)にします。(負荷と電源を切り離す)
② 負荷を使用状態(電球の場合は電球を取り付け)にして、スイッチをすべてONにします。
③ 分岐開閉器の負荷側の2線を接続します。
④ 絶縁抵抗計の端子を次のように接続します。
測定対象 | 接続方法 |
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電路-大地間の絶縁抵抗を測定する場合 | 絶縁抵抗計の「E端子を接地極」「L端子を分岐開閉器の負荷側」に接続します。 |
電路-電路間の絶縁抵抗を測定する場合 | 「E」端子と「L」端子を分岐開閉器の負荷側に接続 |
⑤ 絶縁抵抗計の測定ボタンを押して、絶縁抵抗を測定します。
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