【単相3線式とは】電気回路図、電圧100・200V、計算例題

単相3線式とは?その意味と電気回路図、電圧降下100・200V、計算例題についてまとめました。

【はじめに】単相3線式とは

単相3線式では、「中性線」と「一方の電圧線」を利用すれば100[V]が利用できます。
また、2本の電圧線を利用すれば200[V]が利用できます。

【電気回路図】単相3線式


左側:負荷の電圧降下は200[V]
右側:負荷の電圧降下は100[V]

線種 概要
黒線・赤線 非接地側電線(電圧線・100V)
白線 接地側電線(中性線・0V)

【計算例】

【問】以下のような単相3線式回路があるとする。
負荷抵抗R_1の両端電圧V_{R1}はいくらか。
ここで、電線抵抗rは0.1[Ω]、負荷抵抗R_1, R_2は20[Ω]とする。

不平衡回路なので、中性線には、20A-10A=10Aが流れます。
よって、キルヒホッフの法則より

(1)   \begin{eqnarray*} 103=0.1 \cdot 20 + V_{R1} + 0.1 \cdot 10 V_{R1} = 100[V] \end{eqnarray*}

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