アクティブロー (active low)とアクティブハイ(active high)の違い

測定器のトリガ出力機能などでよくみかける、アクティブロー (active low)とアクティブハイ(active high)の違いについてまとめました。

【はじめに】アクティブロー (active low)とアクティブハイ(active high)の違い

アクティブロー (active low)とアクティブハイ(active high)の違いは以下のとおりです。

種別 概要
アクティブロー (active low) 入力電圧が0V(Lowの状態)になった時にリレーが動作するモードです。負論理とも呼ばれ、デジタル回路で情報を表現する方法の一つで、電圧レベルが低い状態(L:Low)に「1」や「真」(true)を、高い状態(H:High)に「0」や「偽」(false)を対応付ける方式です。
アクティブハイ(active high) 入力電圧が0V(Lowの状態)から所定の電圧(Highの状態)になった時にリレーが動作するモードです。正論理(アクティブハイ)と呼ばれ、人間の直感としては電源が高い状態が1や真である正論理の方が分かりやすい。しかし、半導体素子の電気的な特性から電圧の高い状態と低い状態が対称でない場合があり、負論理の方が都合が良いことがある。正論理での論理和(OR)回路は負論理として用いると論理積(AND)回路になるという性質があり、OR回路はAND回路になる。NAND回路とNOR回路も同様に入れ替わる。
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