標準電極電位とは?起電力の計算、イオン化傾向の関係についてまとめました。
## 【標準電極電位とは】
標準電極電位とは、ある単体イオンが1mol/L存在する溶液につけた場合に「単体と溶液の間に生じる起電力(電位差)」のことです。
そのときの起電力の基準は「水素」となります。
| 元素 | 標準電極電位[V] |
|---|---|
| リチウム Li | -3.045V |
| カルシウム Ca | -2.76 |
| ナトリウム Na | -2.71 |
| マグネシウム Mg | -1.55 |
| アルミニウム Al | -1.662 |
| マンガン Mn | -1.185 |
| 亜鉛 Zn | -0.762 |
| クロム Cr | -0.744 |
| 鉄 Fe | -0.447 |
| カドミウム Cd | -0.403 |
| コバルト Co | -0.28 |
| ニッケル Ni | -0.257 |
| すず Sn | -0.138 |
| 鉛 Pb | -0.1262 |
| 水素 H | 0.00 |
| 銅 Cu | +0.342 |
| 水銀 Hg | +0.851 |
| 銀 Ag | 0.800 |
| 白金 Pt | 1.118 |
| 金 Au | 1.498 |
標準電極電位が負だと、単体よりもイオンの方がエネルギーが低く「電子を放出しやすい = 陽イオンになりやすい」ということになります。
逆に標準電極電位が正だと、単体よりもイオンの方がエネルギーが高いため、「電子を放出しにくい = 陽イオンになりにくい(単体で存在しやすい)」ということになります。
| – | 参考文献・関連ページ |
|---|---|
| 1 | ■【電池入門】基本原理・アルゴリズム |
| 2 | ■電気・電子回路入門 |

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