第二種電気工事士の実技試験の問題における公表問題No.6の複線図の書き方についてまとめました。
【問題】公表問題No.6
令和2年7月の技能試験における公表問題No6「令和2年度第二種電気工事士上期技能試験(令和2年7月19日【午前】実施)」を例に複線図の書き方を解説します。
回によっては、施工条件の一部(寸法の値など)が変わりますので試験本番は施工条件に従ってください。
「【電気工事士】単線図から複線図に変換・書き方」より、単線図から複線図に変換するときの基本ルール(以下4順序)で書いていきます。
● 単線図の電源・器具を配置します。(スイッチ、電源、ボックスは複線図用に置き換え)
● 電源の接地側(白線)を、スイッチ以外の器具(電灯などの負荷、コンセントなど)に繋ぎます。(線同士が繋がるところに接続点を描く)
● 電源の非接地側(黒線)を、右の3路スイッチとコンセントに繋ぎます。
● 左右の3路スイッチ同士を繋ぎます。
繋ぎ方は何でもOKですが、下図では同じ番号をつないでいます。
● スイッチとスイッチに対応する器具(電灯などの負荷)を繋ぎます。
● ランプレセクタルに接続するところは、VVF 2Cの使用が施工条件で定められているので、赤線は黒または白線にします。そして「【第二種電気工事士】実技試験に出るリングスリーブのサイズ種類・圧着工具のダイス」のルールから、圧着するリングスリーブの印字、差込形コネクタの本数を記載します。
黒線:黒色
白線:水色
赤線:赤色
【第二種電気工事士】実技試験の問題解き方・複線図の書き方例
第二種電気工事士の実技試験の問題・複線図の書き方の例についてまとめました。
● 「実技試験のケーブル切断寸法の計算方法」のルールから、ケーブルの切断寸法を記載します。
(黄色の丸枠内にある線の色は入れ替わり可能)
【ケーブル工事】VVF・VVRケーブルの違い・規格
ケーブル工事におけるVVF・VVRケーブルの違い・規格についてまとめました。
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