合成樹脂管工事についてまとめました。
## 【ポイント】合成樹脂管工事
合成樹脂管工事は、合成樹脂でできた管内に通線(電線を通して配線)する工事です。
– | 工事のポイント |
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種類 | ●合成樹脂管には「VE管」「PF管」「CD管」の3つがある |
VE管 | ●硬質塩化ビニル電線管。トーチランプの炎の熱でVE管を熱して曲げることができる。 |
PF管 | ●灰色の合成樹脂製可とう電線管。 ●自己消火性あり(火から離れると燃え続けない) |
CD管 | ●オレンジ色の合成樹脂製可とう電線管。 コンクリートに埋設して使用 ●自己消火性なし(火から離れても燃え続ける) |
電線 | ●絶縁電線(OW以外) |
支持点間距離 | ●1.5m以下 |
屈曲部 | ●内側の半径が管内径の6倍以上 |
差込み深さ | ●管外径の1.2倍以上(接着剤を使わない場合) ●0.8倍以上(接着剤を使う場合) |
接地 | ●D種接地工事(使用電圧が300V以下の場合) ●C種接地工事(300Vを超える場合) ※300Vを超えても接触防護措置を施す場合はD種接地工事でOK |
接地を省略できる条件 | ●「乾燥した場所」 or 「対地電圧が150V以下で簡易接触防護措置を施す場合」はD種接地工事を省略可能 |
禁止事項 | ●合成樹脂管内で電線を接続するのは禁止 ●合成樹脂管相互の直接接続は禁止(VE管相互の接続を除く) ●爆燃性粉じん or 可燃性ガスがある場所でVE管、PF管を施設するのは禁止 |
– | 参考文献・関連ページ |
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1 | ■【第二種電気工事士】例題・試験対策まとめ |
2 | ■【電験三種】例題・試験対策まとめ |
3 | ■電気・電子回路入門 |
4 | ■複線図のデータ |
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