バイオマス発電に使われる植物系燃料の種類とメリット・デメリットについてまとめました。
植物系燃料の種類
バイオマス発電に使われる木質系燃料は、主に以下のような木材やその加工副産物を利用します。
- トウモロコシ
- 発酵させてバイオエタノールを生成し、燃料に使用。
- サトウキビ
- バイオエタノールの原料。
- 菜種油
- 植物油の1つ。
- パーム
- 植物油の1つ。
- PKS(パーム椰子殻)
- アブラヤシ(パーム椰子)の果実からパーム油を抽出した後に残る殻部分であり、植物性廃棄物に分類されます。
- そのままの形(固体燃料)や砕かれた形で直接燃焼して利用されることが多い。
- 主にインドネシアやマレーシアなど、アブラヤシの栽培が盛んな国で生産され、輸入されることが一般的です。
- PKS(Palm Kernel Shell)は油分を含んでいるため、一般的な木材系燃料よりも高い熱量を持っています。
- 廃棄物として処理されていたものを燃料として活用するため、比較的安価に利用できます。
上記のように様々な種類があり、種類、産地、などによっても燃焼の仕方が変わるため、取り扱いが難しいとされています。
植物系燃料のメリット
木質系燃料の主なメリットは以下のとおりです。
- 植物は成長過程で二酸化炭素を吸収するため、燃焼時に排出される二酸化炭素と相殺されます。つまり、カーボンニュートラルです。
- 地域で生産された植物系燃料を利用することで、地元の雇用創出や経済活性化につながります。
- 適切に管理すれば長期間保存が可能で、安定した供給が期待できます。
植物系燃料のデメリットと課題
木質系燃料の主なデメリットと課題は以下のとおりです。
- 水分量や形状の違いなど、燃料の品質にばらつきが生じやすく、燃焼効率に影響を与えることがあります。
- 林地残材や廃材の収集・輸送にはコストがかかります。
- 燃焼温度が低いため、発電効率が他の燃料に比べて低い場合があります。
- 食料生産との競合が問題になることがある。
植物系燃料は、再生可能エネルギーとしての可能性を秘めていますが、効率向上やコスト削減のための技術開発が求められています。
関連ページ

バイオマス発電所に関する試験問題対策【電験3種・電力】
バイオマス発電に関する試験問題対策についてまとめました。

【電験3種】電力分野の例題と過去問
電験3種・電力分野の試験対策・問題集についてをまとめました。

電験3種の試験対策・問題解説集
電験3種の試験対策・問題集についてをまとめました。
コメント