【バイオマス発電】植物系燃料の種類とメリット・デメリット

バイオマス発電に使われる植物系燃料の種類とメリット・デメリットについてまとめました。

植物系燃料の種類

バイオマス発電に使われる木質系燃料は、主に以下のような木材やその加工副産物を利用します。

  1. トウモロコシ
    • 発酵させてバイオエタノールを生成し、燃料に使用。
  2. サトウキビ
    • バイオエタノールの原料。
  3. 菜種油
    • 植物油の1つ。
  4. パーム
    • 植物油の1つ。
  5. PKS(パーム椰子殻)
    • アブラヤシ(パーム椰子)の果実からパーム油を抽出した後に残る殻部分であり、植物性廃棄物に分類されます。
    • そのままの形(固体燃料)や砕かれた形で直接燃焼して利用されることが多い。
    • 主にインドネシアやマレーシアなど、アブラヤシの栽培が盛んな国で生産され、輸入されることが一般的です。
    • PKS(Palm Kernel Shell)は油分を含んでいるため、一般的な木材系燃料よりも高い熱量を持っています。
    • 廃棄物として処理されていたものを燃料として活用するため、比較的安価に利用できます。

上記のように様々な種類があり、種類、産地、などによっても燃焼の仕方が変わるため、取り扱いが難しいとされています。

植物系燃料のメリット

木質系燃料の主なメリットは以下のとおりです。

  • 植物は成長過程で二酸化炭素を吸収するため、燃焼時に排出される二酸化炭素と相殺されます。つまり、カーボンニュートラルです。
  • 地域で生産された植物系燃料を利用することで、地元の雇用創出や経済活性化につながります。
  • 適切に管理すれば長期間保存が可能で、安定した供給が期待できます。

植物系燃料のデメリットと課題

木質系燃料の主なデメリットと課題は以下のとおりです。

  • 水分量や形状の違いなど、燃料の品質にばらつきが生じやすく、燃焼効率に影響を与えることがあります。
  • 林地残材や廃材の収集・輸送にはコストがかかります。
  • 燃焼温度が低いため、発電効率が他の燃料に比べて低い場合があります。
  • 食料生産との競合が問題になることがある。

植物系燃料は、再生可能エネルギーとしての可能性を秘めていますが、効率向上やコスト削減のための技術開発が求められています。

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