リチウムイオン電池における「衝撃試験」や「UN38.3」との関係などについてまとめました。
衝撃試験とは
リチウムイオン電池における「衝撃試験」では、電池の「輸送時の衝撃を想定した試験」であることが一般的です。
「輸送振動試験装置」や「衝撃試験装置」等で、電池に対して物理的な力(加速度)を加えて、その耐久性を確認します。
国連勧告輸送試験UN38.3
輸送試験では有名な「国連勧告輸送試験UN38.3」のT4においても「衝撃試験」の合格することが求められています。
– | 国連勧告輸送試験UN38.3 |
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T1:低圧試験 | 航空輸送時の低圧状態を想定。 |
T2:温度試験 | 極端な温度変化を想定した試験。 |
T3:振動試験 | 輸送振動を想定した試験。 |
T4:衝撃試験 | 輸送時の衝撃を想定した試験。(電池にパルス波を与え、電池の3軸それぞれ正負方向に衝撃を与える) |
T5:外部短絡試験 | 外部短絡を想定した試験。 |
T6:衝突/圧壊試験 | 重量物による衝突を想定した試験。 |
T7:過充電試験 | 過充電状態の耐久力を評価する試験。 |
T8:過放電試験 | 過放電後の転極を想定した試験。 |
【参考文献】https://www.test-navi.com/jp/test/cases/pdf/23.pdf
衝撃試験の例
「国連勧告輸送試験UN38.3」のT4における「衝撃試験」の例です。
参考:http://www.atengineer.com/pr/jbl-jp/20160818002.html
IMVの「国連勧告輸送試験UN38.3」解説動画
– | 参考文献・関連ページ |
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1 | ■【電池入門】基本原理・アルゴリズム |
2 | ■電気・電子回路入門 |
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