電験3種の試験対策・問題解説集

電験3種の試験対策・問題集についてをまとめました。

試験概要

電験3種(電気主任技術者試験 第三種)とは、工場やビルなどの電気設備の保守・監督業務を行うための国家資格です。
試験では「理論」「電力」「機械」「法規」の4分野が出題されます.

分野 出題範囲 試験時間 問題数・配点
理論 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に関するもの 90分 A問題14問(各5点), B問題3問(選択問題含む 各10点)
電力 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料に関するもの 90分 A問題14問(各5点), B問題3問{各10点)
機械 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理に関するもの 90分 A問題14問(各5点), B問題3問(選択問題含む 各10点
法規 電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理に関するもの 65分 A問題10問(各6点), B問題3問(各13~14点)

受験申込方法

受験申込は原則としてインターネットで行います。
試験センターのホームページからマイページを作成し、受験申込を行います。
受験手数料はクレジットカード、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)決済、銀行振込(団体申込のみ)で支払います。

申込期間は、上期試験が5月20日から6月6日まで、下期試験は11月11日から11月28日までです。
試験方式は「筆記方式」「CBT方式」の2種類あり、受験申込時にどちらか好きな方を選びます。

①筆記方式
筆記試験は指定された試験会場で行われます。試験日の約2週間前に受験票が発送されます。

②CBT方式
コンピューターを使用して試験を受ける方式です。試験日は一定期間内で自由に選べ、全国のCBTテストセンターで受験できます。
受験票は発送されず、マイページで会場と時間を確認します。

CBT方式のメリット

CBT方式(Computer Based Testing)は、コンピューターを使って試験を受ける方法です。従来の筆記試験とは異なり、テストセンターに設置されたパソコンを使用して解答します。電験3種では2023年から導入されました。

CBT方式で受験するメリットは以下のとおりです。

①試験日程の柔軟性
試験日は一定期間内で自由に選べます。例えば、2024年上期試験は7月4日から7月28日までの間で受験可能です1。
悪天候や災害などのトラブルにも柔軟に対応できます。

②試験会場の選択肢
全国各地にあるCBTテストセンターで受験可能です。
自宅や勤務先の近くで受験できる可能性が高くなります。

③科目ごとの受験
1日で全科目を受験する必要がなく、科目ごとに分けて受験できます。
例えば、1科目ずつ4日間に分けて受験することも可能です。

④事前体験
試験の操作方法を事前に体験できるため、初めての方でも安心して受験に臨めます。

以上のようにCBT方式は、受験者にとって非常に柔軟で便利な試験方法です。
特にこだわりがなければCBT方式での受験がおすすめです。

試験対策

4分野(理論分野、電力分野、機械分野、法規分野)の試験対策は以下リンク先にそれぞれまとめています。

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