電流センサ「ロゴスキーコイル」の測定原理についてまとめました。
## 【ロゴスキーコイルとは】電流測定方法
ロゴスキーコイル方式電流センサの測定原理は以下のとおりです。
– | 測定原理 |
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1 | 交流電流が流れる測定導体(1次側)の周囲に交流磁界が生じます。 |
2 | 交流磁界により空芯コイルに電圧が誘起されます。 |
3 | 誘起された電圧は測定電流の時間微分値(di/dt)となるため、積分器により電流に変換できます。 |
そのため、ロゴスキーコイル方式の電流センサは交流電流のみ測定できます。
## 【特徴】利点、欠点
– | 利点 |
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1 | 空芯コイルなのでコンパクト |
2 | インピーダンスが小さい |
3 | 大電流を測定可能(磁気コアが無く、磁気飽和が生じない) |
4 | 磁気損失による発熱、飽和、ヒステリシスがない |
– | 欠点 |
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1 | 直流電流は測定できない(交流のみ) |
2 | 測定精度が低い(空芯コイルの断面積、長さ、導体位置、外来ノイズの影響を受けやすいため) |
3 | 小電流の測定が困難 |
– | 参考文献・関連ページ |
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